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127号 過去のセンターニュース | 資料集 | 大分県産業科学技術センター

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大分県産業科学技術センターニュース

大分県産業科学技術センターニュース

技 術 情 報 お お い た

Oita Industrial Research Institute

http://www.oita-ri.go.jp

N o . 1 2 7 2 0 0 4 . 1 / C O N T E N T S

発行:平成 15 年 12 月 8 日 大分県産業科学技術センター 技術支援部 〒 870-1117 大分県大分市高江西 1-4361-10 TEL.097-596-7101

成果紹介 デザイン経営資源化事業・・・・・・・1 「ガラス素材の独自加工技術を活用した商品開発と用途開発」 「ラバーブロックを用いたシステム歩道の提案」 

ニュース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 企業の技術成果の出展募集について/『大分県ものづ くり・IT 融合化推進研究会』の開催 など

「科学技術フェア」,「地域ふれあいフェア」の開催・4

事業報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 半導体先端技術セミナーの開催/試験研究機関連絡会 議合同研修会/中小企業 IT プラザに出展 など

【お知らせ】走査電子顕微鏡(SEM)の売却について・・・8

成果紹介

デ ザ イ ン 経 営 資 源 化 事 業

 大分県では、企業の皆さんにデザインを商品開発の初期 段階から活用してもらうことを目的として、平成 10 年度 からデザイン経営資源化事業を行っています。

 この事業は、商品機能の高付加価値化、商品開発の工程 や消費者ニーズの調査・分析を行い、効率的な商品開発の 工程を理解し、自社の開発技術を高めていくことを目的と しています。そして、企業の課題解決のために、企業担当者、 大分県デザイン協会の推薦を受けた県内デザイナー、専門 アドバイザーと当センター研究員が、開発グループを組み、 商品開発のプロセスを実践してゆきます。

 平成 14 年度は、9月から翌年3月までの期間中に、二 つの開発グループが、それぞれテーマ『ガラス素材の独自 加工技術を活用した商品開発と用途開発:参加企業(株)藤 島』と、『ラバーブロックを用いたシステム歩道の提案:参 加企業(有)冷熱技研』というテーマを持ち、目指す課題解 決のための実践に取り組みました。

■(株)藤島開発グループの取組み ○研究会の構成

 (株)藤島の藤島正夫氏と県内デザイナーである佐藤浩 司氏、佐藤唯氏、宮本英一氏及び、センター担当者2名のメ ンバーで、「ヒット商品開発バイブル」の著者の1人である 河合正嗣氏をアドバイザーに迎え、商品開発プロセスに沿 って(株)藤島ガラスハウス部門の新製品デザイン開発を 行いました。

○実施内容

 研究会 16 回/アドバイザー指導6日/事業発表 2 回

○開発の留意点

 今までのターゲットは、公共施設、公共団体であり、モニ ュメントや記念品など特注による個別対応業務であるた め不安定でした。そこで、企業から「定番的な生活必需品」 の開発という希望が出され、ターゲットを一般消費者にシ フトし、定番的な生活用品をコンスタントに量産・販売で きることを目指しました。

○製品開発プロセス

 一般的製品開発プロセスのようにターゲットをセグメ ンテーション(市場を分類し,その性格にあった商品の製造・ 販売活動をすること)に絞るのではなく、身近な人物(もの にこだわりを持つ通人、マニア)を選定しターゲットとす

ミニカー用ショーケース (CG Image by Koji SATO)

竹工芸・訓練支援センター 日田産業工芸試験所 情報産業部

(2)

成果紹介

る改良型開発プロセスを使用しました。

 身近な人物をターゲットにするため、具体的なニーズや 好みをつかみやすく、的を絞った的確なデザインを生み出 しやすくなりました。

○効果・成果

 デザイナーの方々の専門は、グラフィックおよび CG、 店舗デザインという分野であるため、今回のインダストリ アルデザインやプロダクトデザイン分野の商品開発プロ セスおよびマーケティングに基づく開発は、新鮮で非常に 勉強になったようです。

 企業の(株)藤島にとっても今後、デザインの開発におい て、ターゲットやニーズの分析方法をはじめとする商品開 発プロセスは非常に役に立つことと思われます。

 東京ビッグサイトで 2003 年 3 月に開催された「建築・ 建材展 2003」に出展し、名刺交換は 200 枚を超えるなど、 入場者の反応は大きいものでした。ショーケースについて はさっそく模型業者 2 社、模型マニア数名から問い合わ せが入り、需要はあるという好感触を得たので、今後この 開発デザインを育てていく励みになったとのことです。  事業が終了した現在でも定期的に集まり、リ・デザイン、 再試作を行い、今秋のテクノフェアおよび国際家具見本市 へ出展するなど活発に活動を継続しています。

■(有)冷熱技研開発グループの取組み ○ 研究会のメンバー構成

 (有)冷熱技研より、林田利正氏、播本美栄子氏、県 内デザイナーの伊藤輝和氏、小野和徳氏、アドバイザー に馬場了氏を迎え、産業科学技術センター担当者で開発 グループを組みました。※馬場氏は「ヒット商品開発バイブ ル」の著者の1人

○ 企業の課題

 (有)冷熱技研は独自のチャネルを用いて、衝撃吸収 性や透水性に優れたリサイクル舗装材『ラバーブロック』 の商品開発を展開してきました。

 しかし、公共事業における従来品との価格競争や、市 場ではまだ新しい素材されるリサイクル素材が将来どの 様な社会的要求に貢献できるか計りにくいという漠然と した不安があり、商品の付加価値を高める解決策を模索 していました。

○ 実施内容

 研究会では、商品『ラバーブロック』が舗装材として の商品特性から商品設置場所がある程度限定される条件 と、素材特性の異なる2種類の粒形物を一体化成形する 特殊技術力があることを最大限に活用し、既存市場やク ライアントの要望、エンドユーザの願望に応えられる商 品の提供を目指しました。※[研究会 17 回開催(内アドバイザ ー指導が6回)他事業発表 2 回]

○ 商品開発のプロセス

研究会では商品や素材の特性を押さえ、適するユーザ に商品が提供されるまで、開発グループに適する商品開 発のアウトライン(素材理解・環境理解・要素抽出・試 作検証・商品化計画)を設定しました。

○ 効果・成果

 デザイン手法を用いた商品開発で、企業自らが「舗装 材を用いて‘歩道革命’を興す」という気概を持ち、単 に商品品目を増やす開発ではないアイデアの具現化をは かったこと、市場や用途が限定された舗装材のイメージ を変化させたこと、素材特性から見える効果を商品全体 にシフトし直し、商品を通して企業姿勢を発信する情報 (戦略)化に取組むことができました。

 研究会で具体化したインフォメーションサインは、事 業後、第 20 回全国都市緑化おおいたフェアで一般公開 されました。サインという言語表現による効果と商品の 素材特性に注目した企業から問い合わせがあるとのこと です。(有)冷熱技研ではさらに成形技術の改良と、商 品評価を高める分析を行なう等、自然環境に調和する商 品開発を継続し、歩行環境の安全と信頼に応える企業努 力を重ねています。

写真上:パターンの柄や組替えが可能なラバーブロック 写真下: アイデアを具体化したインフォメーションサイン 改良を加えた

モデル(部分)

(3)

企業の技術成果の出展募集について

展示ホ−ルの活用につきましては、前回のセンタ−ニュ −ス 126 号でお知らせしましたように、今回「中小企業の ショ−ル−ム」と位置づけた展示スペ−スを 10 小間程度 確保して、下記の要領で県内企業の技術成果の出展を募集 しています。積極的な活用をお願いいたします。

【展示品】

県内製造業の新製品および主力製品

 a. 中小企業が各種の製品開発事業に取り組まれた際の 技術成果

・産学官共同研究や異業種交流活動の技術成果 ・販路開拓等の補助事業対象製品

・法律の認定を受けた企業の新技術に挑戦している 技術製品示

 b. 県内企業の皆様方の代表的な新技術、新製品 【展示の公開期間】  

 a の場合は 5ヶ月程度、b の場合は 1ヶ月 【展示スペ−ス】    

 間口 1.5 ×奥行き 1m ab 合計で 10 小間程度   展示品は、1× 1 × 1m 程度

 壁面利用の A1 版パネル設置可

 企画・運営についてのご質問やご要望等がありましたら、 担当までご連絡下さい。なおセンタ−ホ−ムペ−ジ (http://www.oita-ri.go.jp)でも詳細がご覧頂けます。

(技術支援部 樋田宣英 [email protected]

『大分県ものづくり・IT 融合化推進

研究会』の開催

 県内のものづくり企業の活性化を図ることを目的に 10 月 23 日(木)に「大分県ものづくり・IT 融合化推進研究会」 が、ものづくり関連企業 29 社及び大学等4機関、総会員 数 44 名で発足いたしました。

 同日開催の第 1 回研究会では、(独)産業技術総合研究 所ものづくり先端技術研究センター小島俊雄センター長 並びにローランド ディー . ジー . 株式会社矢澤賢裕氏を 迎え、「デジタル・マイスタープロジェクト」及び「3Dセミ ナー」と題してデジタルデータを活用した技能支援システ ムや設計・製造プロセス等の有効性と企業事例について講 演していただきました。

 本研究会では、製品開発や製造等においてデジタルエン ジニアリングを活用した効率的な生産体制づくりを支援 するシステム開発のための意見交換や講演を実施し、研究 会メンバーと共に県内のものづくり力強化を図って行き ます。

(生産技術部 城門由人 [email protected]

新技術・新製品開発支援事業の採択

 大分県産業創造機構より平成 15 年度新技術・新製品開 発支援事業の採択結果が発表され、当センターと東九州造 船株式会社が共同で申請したテーマが採択されました。  この事業は、大学や公設試験研究機関等との産学官連携 による共同研究開発を支援することで、中小企業単独では リスクが大きく、実施困難な技術開発を可能にするととも に中小企業の技術開発力を向上させ、新事業の創出を目指 すことを目的としています。

 今回採択されたテーマ名は、「廃 FRP によるコンプレッ サードレン水浄化に関する開発研究」で、内容は、工場等で 使用されるコンプレッサーのドレン水に含まれる油エマ ルジョンを、当センターが開発した FRP 親水化粉末によ る油水分離技術を活かして、ドレン水浄化の事業化を目指 すものです。

(企画管理部 大内成司 [email protected]

(4)

 11 月 3 日(文化の日)、教室参加者 357 名で 2003 科学 技術フェアを開催しました。

 青少年の科学の心の育成を目的に、今年は小学校 4,5,6 年生を対象に実験教室・工作教室など 10 の教室と展示を 行い、多くの方々に楽しんでいただきました。また、アンケ ートの結果では、9 割以上の方が「おもしろい」「しくみが 理解できたと」「ものづくりや工夫に興味がある」と回答し ており、理科離れや授業に集中できない子供たちが多いと 耳にしますが、この日ばかりは目を輝かせて取り組んでい ました。   (技術支援部 水江宏 [email protected]

大分県産業科学技術センター

2003 科学技術フェアを開催しました

A

C

E

G

マーク H

(5)

 竹工芸・訓練支援センターは、平成 13 年 4 月の機構改 革により、産業科学技術センター別府産業工芸試験所と別 府高等技術専門校が統合され、新たな組織としてスタート しました。

 当センターの業務内容について理解していただき、地域 との共生を図るため、初めての試みとして 10 月 19 日(日) に「地域ふれあいフェア」を開催いたしました。

 ○催し物の内容 ・施設の公開

・竹工芸及び介護訓練生の実習風景 ・研究成果の紹介

・竹細工体験(花籠製作) ・車椅子体験

・ビデオ上映 ・各種パネル展示 ・竹製品の販売等

 初めての開催でしたが、122 名の来場者があり、竹工

芸や介護について理解を深めてもらえました。 (竹工芸・訓練支援センター 寒竹慎一 [email protected]

大分県竹工芸・訓練支援センター

地域ふれあいフェアを開催しました

2003 科学技術フェアアンケート集計結果

とても面白かった:224

まあまあ面白かった:51

あまり面白くなかった:2

無回答:2

よくわかった:160

まあまあわかった:104

あまりわからなかった:13

無回答:2

とても興味がある:125

まあまあ興味がある:97

あまり興味がない:10

無回答:9

とても興味がある:162

まあまあ興味がある:61

あまり興味がない:3

無回答:15

自家用車:211

JR+バス:3

バスのみ:5

自転車・徒歩:5

その他:4

無回答:13

今年の限定型:102

昨年の開放型:33

どちらでもよい:51

わからない:41

無回答:14 教室はどうでしたか?

はつめいやくふうに興味は?

センターまでの交通機関は?

内容・しくみがわかりましたか?

ものづくりや工作に興味がありますか?

(6)

半導体先端技術セミナーの開催

 大分県半導体関連企業ビジネスチャンス研究会では、 9 月 22 日(月)大分全日空ホテルオアシスタワーにおいて、 九州半導体イノベーション協議会、大分県、(財)大分県産 業創造機構と共催で半導体先端技術セミナーを約 150 人 の参加を得て開催しました。

 今回のセミナーでは、「半導体先端技術の動向と産学連携」 と題して東北大学の大見忠弘客員教授、「東芝セミコンダ クター社の戦略」と題して(株)東芝セミコンダクター社大 分工場の熊丸邦明工場長により、それぞれ講演が行われま した。講演の中で、大見教授は「半導体産業が他の産業と比 べて特別な産業と捉えず、本来の製造技術を確立すること が競争に勝つこと。そのためには、学問に裏付けられた技 術開発が必要であること」を特に強調されていました。また、 熊丸工場長は東芝 SoC の戦略について講演され、東芝大 分工場の今後について、「製造力とスピードを強化し、世界 ナンバーワンのシステム LSI 工場として、21 世紀の日本 製造業のモデルケースとして未来志向の工場を目指して いる」との説明がありました。

(生産技術部 秋本恭喜 [email protected]

試験研究機関連絡会議合同研修会

 県内には、工業、農林、水産関係等を合わせて 10 の公設 試験研究機関があります。これら試験研究機関の連携を目 的として、本センターが事務局を務める「試験研究機関連 絡会議」が設置されています。

 現下、農林・水産・工業界の厳しい環境に対応するために、 県内試験研究機関では、従来の延長腺上でない産業化に視 点をおいた研究開発が求められています。このため、同連 絡会議では、ニーズ把握・研究計画・共同研究・技術移転等 を含めた研究ビジョンの立案創造力の向上を目的として、 10 月 16 日(木)に合同研修会を開催しました。講師に、技 術コンサルタントの杉田清氏をお迎えして、「研究プラン の策定技法」と題して、講演していただきました。  今後、研究プランの策定に当たっては、これら内容を参 考としながら試験研究機関の連携のもとに県内産業の発 展に寄与していきたいと考えています。

(企画管理部 佐藤哲哉 [email protected]

中小企業 IT プラザに出展

 10 月 8 日(水)に市内のコンパルホールにて開催された 「中小企業 IT プラザ」に、当センターもブース出展として 参加しました。このプラザは、県内の IT 企業 15 社のソリ ューションを、一般の企業ユーザーに紹介する場として企 画されたものです。

 センターのブースでは、IT 関連の研究成果である『多地 点巡回支援システム』、『鋳造解析支援ネットワークシステ ム』、『DSR(Distributed Speech Recognition)による 遠隔操作システム』を来場者の方々に説明しました。あわ せて、センターの研究分野や技術支援など、業務全般も紹 介しました。また、出展企業の関係者の方々と、意見や情報 の交換も行いました。各企業も個性的な技術で独自の商品 を展開していました。技術支援や企業訪問など、今後の連 携を深める場としても、大いに良い機会となりました。

(情報産業部 幸嘉平太 [email protected]

第2回ナノテクノロジー研究会の開催

 10 月 31 日(金)、当センターにて、第 2 回ナノテクノロ ジー研究会を開催しました。

 今回は、10 月 8 日(水)∼ 10 日(金)に東京ビッグサイ トで開催された「日経ナノテクフェア 2003」におけるカ ーボン関連情報と微粒子・微粉末関連情報を元に意見交換 を行いました。また、本県の主要な資源である石灰や珪藻土、 エメリー、竹材、温泉資源を取り上げて、本県の資源や技術 等の地域性を生かした具体的なナノテクノロジーの研究 について話し合いました。

 今後とも引続き、本県におけるナノテクノロジーの展開 にむけて、研究シーズづくりの議論を深めていく予定です。

(7)

コンピュータによる半導体集積回路

設計研修会

(10/2 ∼ 10/3 開催)

 東京エレクトロンデバイス(株)より講師をお招きして、 「ハードウエア記述言語(VHDL)基礎」「CPU コアを用い

た FPGA 開発設計演習」と題し、研修を実施しました。 VHDL は、FPGA や ASIC 等の集積回路設計に用いられ る主要な設計言語の一つです。また CPU コアは、大規模で 高機能な FPGA の効率的な設計に活用されています。  研修ではまず、講義形式で基本的な事項の解説がありま した。後半は参加者各自が設計ツールを操作して、アップ ダウンカウンタや PC のコマンドプロンプトに文字を表 示する機能を FPGA ボードに実装し、動作検証を行う演 習を行いました。設計初心者から、業務で ASIC/FPGA を 利用する上級者まで、すべての参加者の方から、本研修は 有意義だったと好評でした。

 研修で使用した設計ツール等は当センターで利用でき ますので、お気軽にご連絡ください。

(情報産業部 沓掛暁史 [email protected]

HDL言語、SystemC言語による回路

設計講習会

(初級10/23,11/13、中級10/24,11/14開催)

 HDL 言語、SystemC 言語によるデジタル回路設計の 開発手法や基本的な回路設計の習得を目的に、初級者、中 級者向けの講習会を、参加者 28 名を得て、実施しました。  初級者向けの講習会では、HDL 言語の基本的な文法や、 FPGA などの設計回路の書き込み可能な半導体を使用す るのに必要な開発環境の構築に関する解説を中心に , また、 中級者向けの講習会では、複雑化するデジタル回路設計の 新 し い シ ス テ ム 記 述 言 語 と し て 、注 目 さ れ て い る SystemC 言語の理解に必要な C++ 言語の知識と基本的 な文法の解説や、SystemC 言語による、簡単なデジタル 回路の作成を行いました。

 センターには、講習会で使用した開発環境があります。 基本的なカウンタ回路の作成、学習用基板への書き込み、 動 作 確 認 な ど が 実 施 で き ま す。ま た 、 H D L 言 語 、 SystemC 言語に関する相談等がありましたら、ご連絡し てください。

(生産技術部 小幡睦憲 [email protected]

家具製図・CAD 研修会

(11/4 ∼6開催)

 CAD は PC の性能向上、低価格化やソフトの成熟等に より、設計者には比較的に取り扱いやすい環境になりまし た。近年、家具企業の開発担当部門でも CAD による製品 開発は、業務効率化のための必須技術となってきました。  日田産業工芸試験所にて、講師に建築設計士の Office ムクノ代表の椋野肇氏を招聘し、開発現場の担当者を対象 とし、Windows PC と建築や家具の設計に幅広く使われ ているフリーソフトの Jw_cad for Windows を用いた 基礎的な家具製図の研修会を開催いたしました。  日田地区家具企業8社9名の参加者は、6時間の実習を 通してテーブル図面が書けるまでになりました。  今後、開発現場での活用がおおいに期待されます。

(日田産業工芸試験所 大野善隆 [email protected]

食品の微生物および品質管理に関する

技術研修の実施

(11/26開催)

食品の安全性の確保に関する施策を総合的に推進する ことを目的として「食品安全基本法」が施行され、内閣府に 食品安全委員会が新設される等、社会的にも食に対する安 全・安心が強く求められています。

 このような中、食品加工企業においては、食品製造・醸造・ 発酵における微生物制御や品質管理については、高い水準 での技術を要求されるようになっています。

 これらの微生物制御、検査技術は日々進歩しており、新 しい技術を導入することにより、微生物管理の効率化、簡 便化、ひいては品質の向上につながる事が期待されていま す。

このためセンターでは、5 社の食品加工企業の技術者 の方を対象に、新しい微生物制御、検査技術に関する技術 研修を実施しました。また、この研修の一環として、に「食品・ 醸造・生化学分野における新しい食品分析に関する講習会」 と題して昭和電工(株)の岩田和則氏を講師として食品・醸 造・生化学分野における高速液体クロマトグラフィー(HPLC) を用いた分析技術、品質評価への応用等について講演を行 いました。

(8)

No.127 2004.1No.127 2004.1

大 分 県 産 業 科 学 技 術 セ ン タ ー ニ ュ ー ス

事業報告

日田市工業展での研究紹介

 第 5 回日田市工業展が日田玖珠地域産業振興センター にて、10 月 19 日(土)と 20 日(日)の 2 日間開催されま した。この工業展には市内から 25 の企業や団体が参加し、 日田産業工芸試験所は、研究紹介としてパネルや試作品の 展示を行いました。 

 研究紹介では、スギ樹皮バークポット、のこくず炭化ボ ードのパネル説明と成型治具や製品の展示、および学校用 机・いす、幼稚園用テーブル・いすのパネル説明と試作品の 展示を行いました。スギ樹皮や、のこくず、スギ材はどれも 身近な杉を加工したものですが、加工方法の違いで様々な 用途での使用が可能であることを紹介しました。  来場者の中には試作品を購入したいという方々がおら れましたので、商品化に向けて研究を進めていきたいと考 えています。

(日田産業工芸試験所 兵頭敬一郎 [email protected]

特許戦略セミナーの開催

 大分県知的所有権センターでは、10 月 6 日(月)、大分 第一ホテルにて、参加者 35 名で「技術力・攻守のための特 許戦略」と題して特許戦略セミナーを開催しました。

 講師には、知的財産権制度に造詣の深い國枝高羽氏(ク ニマネージメントコンサルタント代表)と、矢野寿一郎氏(矢 野内外国特許事務所長)をお招きし、成功事例・失敗事例を 交えて特許侵害訴訟の対応、中小企業が大企業から研究開 発成果を守るための手法や流通特許の活用などについて、 ご講演いただきました。

(技術支援部 水江宏 [email protected]

第 62 回大分県発明くふう展の開催

 大分県、大分県教育委員会、(社)発明協会大分県支部は、 10 月 30 日(木)から 11 月 5 日(水)まで、産業振興におけ る発明思想の重要性を尊重するとともに児童の創意くふ う意欲を養成するために、大分市アートプラザ(アートホ ール)にて、第 62 回大分県発明くふう展を開催しました。

 ほほえましい作品から、なるほどと思える作品まで、小・ 中学校の部に 37 点、高等学校の部に 82 点、一般の部に 14 点、合計 133 点が出展されました。県知事賞には、高等 学校の部から国東農工高等学校の三瀬貴也くん他 2 名の「ラ インカッター」、一般の部から朝久野善隆さんの「ソフトギ ャッチベッド」が選ばれました。

(技術支援部 水江宏 [email protected]

走査電子顕微鏡(SEM)の売却について

 平成 16 年 3 月に SEM を更新することになり、現在設 置している SEM を売却処分することになりました。  購入を希望される皆様向けに売却説明会を下記日程で 行いますので、お申込みください。仕様や現状性能および 手続きやスケジュールについてご説明いたします。   ○説明会:平成 16 年 1 月 15 日(木)11:00 ∼ 11:30    ( 説明会参加申込締切 1 月 13 日)

  ○会場:大分県産業科学技術センター 第 2 研修室   ○申込問合先:電話(097-596-7104)、材料科学部 谷口まで

(材料科学部 谷口秀樹 [email protected]

写真下:「ソフトギャッチベッド」

背もたれの支点を移動させる工夫で布団 のずれや就寝者の負担を軽減できます。

写真上:「ラインカッター」

荷造りひも等片手で簡単に切断でき実用 性が高いものです。

参照

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